1500年の歴史を持つ塩田から作られる海塩

今までフランスで代表的な塩田地の3つ「ゲランド」「イル・ド・レ(レ島)」「カマルグ」+ノアムーティエ島の天日塩(フルール・ド・セル)を紹介してきましたが、今回新たにフランスの西部の天日塩(フルール・ド・セル)を見つけて購入しました。

「La Salorge de la Vertonne ラ・サロルジュ・ドゥ・ラ・ヴェルトンヌ」はフランス西部ヴァンデ県は大西洋岸に位置するオロンヌ島の湿地帯にある、1500年の歴史を持つ塩田から作られる海塩です、2005年創業、若者2人で生産、販売をしています。

場所はノアムーティエ島とイル・ド・レ(レ島)の中間くらいにあります。

塩田は1500年前からありましたが、50年前に塩作りが絶えてしまったそうで、塩作りに魅せられた彼らが再開発して復活させました。

塩田からできた塩は地元の朝市などで販売されるほか、チーズ職人や塩キャラメル屋さんなどで使われるなど、地産地消です。

フランス国外での販売は「南ヨーロッパ食材のセレクトショップ ポルコバッチョ」さんだけだそうです。

こちらの塩はフランスのオーガニック認証機関「NATURE&PROGRES」認定商品です。同じフランスの天日塩「ゲランドの塩」も認定されています。

※「NATURE&PROGRES(ナチュールエプログレ)」とは? フランスで最も歴史と権威のある、会員数1400名を越える最大のオーガニック組織です。

【製法】

利用するのは「太陽と風の力」だけ。塩田に海塩を引き込み、太陽と風の力で濃縮していきます。あとは手作業で出来上がった塩の結晶を収穫していきます。まさに海と自然からの恵物。

今回購入したのは、塩の花(フルール・ド・セル)です。

塩田に引き込んだ海水が、数日後に気象条件が整ったときだけ塩田の表面に自然に塩の結晶をつくります。その結晶を塩の花「ルール・ド・セル(ペルルドセル)」とフランスで呼ばれ高級品とされています。

購入値段は 1,015 円(税込み)でした。+送料700円、合計1,715円でした。

原材料名:海塩

原産国名:フランス

内容量: 125g


Salorge de la Vertonne ヴェルトンヌの塩の花(一番塩) フランス産 小125g

ラ・サロルジュ・ドゥ・ラ・ヴェルトンヌ「フルール・ド・セル」

見た目は、水分量が多めでしっとり湿った感じです。

ピラミッド状やフレーク状など様々な形状が混在しています。

味は、旨味と塩辛さが強めです。マグネシウム含有が多い塩のように、雑味もあり、後味はとてもスッキリしています。

マグネシウム、カリウムなどのミネラル分を豊富に含むため、普通の塩よりも風味豊かで味が濃く、素材のもつうま味を見事に引き出してくれるそうです。

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