イル・ド・レの塩(フルールドセル)
フランスで代表的な塩田地は3つあります。
○ フランス西海岸・ブルターニュ地方の「ゲランド」
○ ゲランドの南方沖合に浮かぶ「イル・ド・レ(レ島)」
○ 南仏プロヴァンス地方の「カマルグ」
今回はその一つのイル・ド・レの塩(フルール・ド・セル)です。
ヨーロッパ有数のリゾート地として名高いフランスのイル・ド・レ(レ島)は12世紀初頭から塩づくりが続く名産地のひとつ。
島の西側には1500ヘクタールにおよぶ湿地が広がり、何千羽という渡り鳥たちの安息の地となっています。その傍ら350ヘクタールほどの範囲が塩田となって、「イル・ド・レの塩」が生まれます。
塩田に引き入れた海水を太陽と風の力で結晶させ、塩職人の手により収穫されます。
イル・ド・レのなかでも塩の花(フルール・ド・セル)のみを収穫した高級品です。
※塩田に引き込んだ海水が、数日後に気象条件が整ったときだけ塩田の表面に自然に塩の結晶をつくります。その結晶を塩の花「フルール・ド・セル(ペルルドセル)」とフランスで呼ばれ高級品とされています。
以前、紹介しているゲランドの塩、カマルグの塩などと並びイル・ド・レの塩は有名ですが、生産量も少ないのでさらに希少なものとなっています。
MOFチーズ熟成士ロドルフ氏のこだわり極上発酵バター「バター ドゥ ロドルフ ムニエ (有塩) 」に最高級の天然塩として使われています。
店舗購入値段は、250gで1566円(税込み)でした。そちらの店では在庫が最後の一つでした。
上の写真のものですが、かなり時間が経っておりプラスチックの袋の石油のような匂いがかなり鼻につくため使えなかった為、廃棄しました。
再度新しく購入したのは、パッケージが違うもので70g入りのプラ容器です。
内容量:70g
原材料名:海水
工程:天日
フルール・ド・セル(レ島の塩の花)70g | ||||
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イル・ド・レの塩(フルールドセル)の見た目や味の感想
見た目は、粒は粗めで、しっとりしてるけど手につかないタイプです。
味は、はじめに旨味としょっぱさがきます。カドのあるしょっぱさで辛さが強めで、他のフルールドセルよりまろやかさはない感じです。旨味が強く、甲高いしょっぱさがあるのが特徴的です。
さっぱりした辛さがあり、透き通った感じもあります。後味に辛みが残ります。