黒い宝石と賞賛、MALPIGHI(マルピーギ) 「サポローゾ」6年熟成バルサミコ酢

MALPIGHI(マルピーギ) 「サポローゾ6年熟成バルサミコ酢

黒い宝石と賞賛され、かつて王侯貴族が賞味した世界唯一無二の調味料「バルサミコ酢」。

イタリア・エミリアロマーニャ州モデナ地方で生まれたバルサミコは煮詰めたブドウを数種類の木樽に移しかえながら熟成させ、自然に酢酸化させたものです。

バルサミコは大きく分類すると3つに分けられます。

①伝統的バルサミコ(ACETO BALSAMICO TRADIZIONALE)。

エミリア・ロマーニャ州のモデナとレッジョエミリアにおいて伝統的製法(煮詰めたブドウを木樽に移し替えながら熟成)により12年以上の熟成期間を経て作られるもので、各地域の組合での品質検査をクリアすることが義務付けられ原料はブドウのみで、その品種も組合で指定されたものに限られる。

②「伝統的バルサミコに追従するバルサミコ(ACETO BALSAMICO)」。

原料は伝統的バルサミコと同じブドウのみで、煮詰めたものを木樽に移し、熟成期間だけを短くしたもの。熟成期間は3年、6年、8年など生産者によって様々なものがありますが、TRADIZIONALE(伝統的)の記載はできませんし、伝統的バルサミコの容器を使用することもできません。

③工業的バルサミコ

世界中の市場に最も多く流通しているバルサミコで、原料、製法共上記のバルサミコとは全く違うものです。

原料はワインビネガーや果実酢などがベースに使われます。そして色と粘性を出す目的でカラメルの添加が一般的で、酸化防止剤添加されます。熟成期間がないので大量生産が可能なので値段も安い。

今回買った「MALPIGHI(マルピーギ) 6年熟成バルサミコ酢」はイタリアモデナ産のトラディツィオナーレ・バルサミコを1850年より5世代に渡り、伝来のバルサミコ製法を受け継いでいるモデナにおける老舗マルピーギ社がつくられています。

マルピーギは多くの人々に伝統的バルサミコの味わいを伝えたいコンセプトから研究を重ね、添加物を一切加えず伝統的バルサミコと同じぶどうを原料とし、煮詰める時間を70時間にしました。それにより、6年という熟成期間で深く濃厚な味わいが実現しました。

新たなバルサミコとして6年の熟成でトラディツィオナーレの味わいに近づけることができた逸品です。(伝統的バルサミコに追従するバルサミコ(ACETO BALSAMICO))

以前紹介した 世界で初めて登録されたモデナ産5年熟成「ジロロモーニ 有機バルサミコ酢」は原材料:有機ワインビネガー、有機濃縮ぶどう果汁なので③の工業的バルサミコにあたるかなと思うのですが、

原料が有機、熟成(5年以上)されており添加物も入っていないため②と③の間なのかなと思います。

見た目もかなり高級感が漂っており渋いです。

栄養成分表示 100g当り

エネルギー:286kcal

たんぱく質:1g

脂質:0g

炭水化物:67g

糖質:66.8g

食物繊維:0.2g

食塩相当量:0.05g

購入値段は2,941円でした。送料無料です。

原材料:ぶどう

酸度:6.0%

内容量:100ml

原産国:イタリア


MALPIGHI(マルピーギ) サポローゾ100ml 6年熟成バルサミコ

サポローゾ6年熟成バルサミコ酢の見た目や味の感想

見た目は、黒色に近い黒褐色、濃い醤油に近い色です。とろみがかなりあります。

香りは、ウスターソースのようにスパイシでフルーティーな香りです。

味は、たまげました!とろみが唇に心地よく、甘みがとろ~っと口の中に広がります。

ブドウの甘みがとろ~っと広がり、酢の酸味はサッと広がり、サッと消えてしまう、そんな感じです。

後味にブドウの甘みと酸味が混ざり合った豊かで芳醇な味わいの余韻が残ります。

ブドウを煮切ったようなとろみと甘みに本当に驚きます。びっくりするほど美味しく、人生において本物のバルサミコ酢を知るきっかけになった一本です。

バルサミコ酢もワインのように奥が深いようです。絶品です。

オリーブオイルでソテーしたお肉、お魚、お野菜にかけて召し上がるのが一般的ですが、チーズやフルーツ、アイスクリームにかけても美味しさが増すとのことです。

カボチャを薄くスライスし、焦げ目が少しつくくらい焼いたものやエリンギやキノコ類、他にも肉もそうですが、少しいい塩を多めにかけて、からのこちらのバルサミコ酢をかけて頂くと本当に高級料理店さながらの味になります。

美味しすぎて感動しました。是非皆さんにも試していただきたい逸品です。

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