敬七郎 ウスターソース(明治レシピ)
日本で初めてソースを作ったとされる阪神ソース株式会社の逸品です。
阪神ソース株式会社の創業者「安井敬七郎」は代々、仙台藩おかかえの藩医であった安井家の十三代目として、安政元年(1854年)仙台で誕生しました。
成年東京にてドイツ工学博士の教授に師事し学んでいたところ、教授と神戸を訪れる機会がありその時に食事の際に、「神戸には美味しい肉があるのに、どうして日本には美味しいソースがないのでしょう」という教授の言葉が敬七郎のソース造りの道への始まりであると、言い伝えられております。
それから当時の輸入されていたソースをベースに、より日本人に合ったソースをと日々研究を重ね、明治18年(1885年)香り高い褐色の液体を創りあげました。
それが阪神ソースのはじまりであり、日本のソースのはじまりとも言われています。
その後、明治25年(1892年)海外視察団に参加してイギリスに渡り、世界最古のソースメーカー『リー&ペリン』社を訪ね、ソース造りの指導を受けて帰国しています。
そしてソース造りの原点の地神戸市に本格的なソース工場を新設し、国産ソースの基礎を創りました。
そんな歴史がある阪神ソース株式会社に残る明治30年当時のレシピをベースに、現在の厳選された純粋な原料と伝統の技術により造られた一瓶です。
「さらに添加物を一切利用せず、お客様にご理解いただける原料しか使用していません。」 これは創業者安井敬七郎の精神であり今でも継承されているとのことです。
ボトルとラベルの感じがレトロな雰囲気を醸し出していてオシャレです。
購入値段は540円でした。Amazonでは540円+送料で売られています。
原材料名 :野菜・果実(たまねぎ、トマト、りんご、にんじん、ガーリック)、砂糖、醸造酒、食塩、香辛料
容量:200ml
阪神ソース 敬七郎 200ml | ||||
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敬七郎 ウスターソース(明治レシピ)の見た目や味の感想
見た目は少しとろみがあるサラサラで、匂いはスパイシーで香辛料の良さが際立っています。
初めにかなりスパイシーでブラックペッパーを強く感じ、どことなくインドを思わせるような風味があります。インドのタンドリーチキンのような感覚です。
中盤で野菜の甘みと酢の酸っぱさが混ざり合い柔らかくなっていきます。
よくスーパーで売っているようなウスターソースは甘味が強くスパイシーさがない印象ですが、そちらとは全くイメージが違いかなり本格派で美味しいです。
直接お問い合わせしてみたところ、原材料の香辛料にも、食品添加物は一切使用されていないとのことです。(※管理人はスラッシュルールを知りませんでした。)
「味よし、添加物なし」なのでかなりオススメです。
※食品表示法で「原材料と添加物を明確に区別して表示すること」が義務付けられているスラッシュルールというのがあるので、直接問い合わせるまでもなく、原材料の裏表示を見れば、添加物が入っていないことがわかります。