辛さの中に深い旨み 新潟の名産品かんずり

かんずり

妙高に伝わる伝統の味『かんずり』は元々新潟県妙高市近辺に伝わる家庭の味で、唐辛子漬けのことを差します。

その家庭の味を世に広めようとしたのが、昭和41年創業時の妙高市の有限会社かんずりさんです。

こちらの『かんずり』新潟県妙高市産の唐辛子と糀、柚子、食塩を混ぜ合わせ、三年以上の熟成・発酵期間を経て造られた香辛調味料です。

製法
かんずり社ホームページによるもの
  1. かんずりに使われる唐辛子は地元新井の契約農家による数種類が使用される。唐辛子の収穫後に、洗浄・塩漬けする。
  2. 秋に塩漬けされた唐辛子を雪上に撒いて3・4日晒し、塩抜き・灰汁抜きを行う。同時に尖った辛みが抜け、甘みが増す。時期はおよそ大寒の頃(1月)。回収後に井戸水で洗浄し、元仕込みの工程に入る。
  3. 雪に晒した唐辛子・黄柚子・米糀・塩を混ぜ合わせ熟成・醗酵期間に入る。
  4. 2年目から6-7月頃に手返しと呼ばれるかき混ぜ作業を行う。気温が上昇する8月前手返しを行う事により、醗酵を促し均一な品質になる。
  5. 3年目は同じく1年に1回の手返しと醗酵速度を均一にさせる為に樽の置き場所を幾度か変える。
  6. 11-12月頃に仕込み終わったかんずりを樽ごと屋外に出し、最終の寒ざらし工程に入る。この時期は雪が積もり気温が0度以下になる為、天然の冷蔵庫に晒される事により一層味が引き締まる。寒ざらしが終わると瓶詰めの後出荷される。

現在「KANZURI」として米国・韓国・中国での国際特許商標も取得。妙高の味は世界へも進出中です。

辛さの中に深い旨みがあり、

タレにといて水たき、鍋物、焼肉、焼鳥、また醤油にといて漬物、湯豆腐、冷奴、刺身、薬味としてお吸い物、うどん、そば、おでん、すし、ラーメンに、その他料理のかくし味として。

ステーキやスパゲティー等、洋食にもお使いいただけ、いつもと一味違うお料理をお楽しみ戴けます。

栄養成分100g当り、

エネルギー:100kcal

脂質:1.8g

炭水化物:20.0g

食塩相当量:11.4g 

たんぱく質:2.9g

購入値段は650円(税込み)です。

原材料名:唐辛子(国産)、糀、柚子、食塩

内容量: 47g

かんずりのタレの見た目や味の感想

見た目はコチュジャンのように固めのテクスチャです。

明太子のように赤く、味噌のような感じもあり赤の強めの茶色と言ったところです。

香りはゆずの香りがフワッと香ります。

ゆずを少し甘くしたような発酵させたような少し深みがあり、酒粕をまぜたようなお酒のような香りもします。

その後唐辛子の辛みもでてきます。

あじは、柚子胡椒のような味です。柚子胡椒のコショウを唐辛子にかえたような味わいです。

舐めた感想としてびっくりするほど辛くはなく、ゆず風味の豊かな味わいに辛みが徐々にきておいしさが増します。

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