伝統製法、本格熟成の香醋「恒順香醋8年熟成」
160余年の歴史と伝統を誇る、中国香醋の老舗が創り上げたこだわりの逸品「恒順香醋 8年熟成 」。
「恒順香醋」は400年の歴史を持っており元来、中国の皇帝や要人・特権階級に献上されており、国賓にのみ振る舞われていたという稀少品です。
通常の香醋は6ヶ月熟成に対して恒順香醋は8年熟成。なぜ8年なのでしょうか?
それは香醋づくりの長い歴史の中で、味・香り・色を追求した結果、導き出された答えなのです。
香醋の中でも恒順香醋と名前のついた一品は特別に8年間熟成させてつくられる最高級の香醋にあたえられる名称だそうです。
1400年以上前から医食同源を叶える調味料として愛用され、日本の黒酢の原点とも言われる香醋。
8年熟成恒順香醋は伝統製法のもみ殻発酵を守り、原料ももち米や宜興(ぎこう)の甕(かめ)による本格熟成にこだわるお酢です。
原料のもち米には中国江蘇省・恒順集団有限公司が契約した専用農家で栽培されたもち米と揚子江流域のミネラルを含んだ天下第一泉という地下水を使用しています。
【製造工程】
もち米を丹念に洗い、大きなかまどを使って熟練の技術者によって蒸し、蒸しあがったもち米に水と麹を加えて壺に入れ蔵に並べておきます。
エアコンなどの設備も使わず、夏は大型扇風機で冷やし、冬は火で暖めゆっくり発酵させると、濃いお酒(老酒)ができあがります。
そちらを恒順香醋のために特別に造られた「宜興」の大きなカメに移し、もみ殻を加え熟練の技術者が攪拌。(攪拌作業はもっとも経験が必要とされる工程)
約20日間、毎日攪拌しながら隣のカメに移す作業を繰り返します。
移し変えたもみ殻はカバーをしてその周りを塩で密閉し、しばらく寝かせます。この際に使う塩が恒順香醋の原材料として表記されており、直接塩は入っていません。
攪拌作業を繰り返すことにより、カメの底までまんべんなく発酵がすすみ、 もみ殻が薄い色から濃い褐色に変わっていきます。
褐色になったもみ殻をまるごと水に浸し、水の中にじわじわ溶け出てきた成分がお酢になります。
さらにそれを小さなカメに移します。このカメこそが「宜興の甕」で、高級茶器も作られる宜興で作られた甕は入れたものの味や香りが損なわれないといわれています。
その後、8年間カメの中で寝かされて完成します。
恒順香醋は1999年、緑色食品認定を受け、品質に関する国際規格であるISO9001も取得しています。
※「緑色食品」(Green Food)とは、中国緑色食品発展センターにより認定された低農薬の優良食品を指し、安全、優良な品質、健康によい食品(原材料及び加工品を含む)のこと。
栄養成分表示100g当り、
エネルギー:65kcal、水分:78.2g、タンパク質:5.0、炭水化物:11.7g、灰分:5.1g、ナトリウム:1.60g、酢酸:4.61g、乳酸:2.99g
全アミノ酸(100g中/mg)、
イソロイシン:130、ロイシン:220、リジン:120、メチオニン:54、シスチニン:90、フェニルアラニン:110、チロシン:68、スレニオン:120、バリン:190、アルギニン:110、ヒスジニン:96、アラニン:280、アスパラギン酸:220、グルタミン酸:970、グリシン:220、プロリン:300、セリン:180
遊離アミノ酸(100g中/mg)、
イソロイシン:69、ロイシン:150、リジン:23、メチオニン:24、フェニルアラニン:31、チロシン:15、スレニオン:58、バリン:110、アルギニン:61、ヒスジニン:20、アラニン:210、アスパラギン酸:74、グルタミン酸:130、グリシン:51、プロリン:49、セリン:72
などが含まれています。
購入値段は1944円でした。Amazonでは2480円(送料無料)で売られています。
原材料名:もち米、食塩
原産国名:中華人民共和国
内容量: 150ml
8年熟成恒順香醋 150ml | ||||
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伝統製法、本格熟成の香醋「恒順香醋8年熟成」の見た目や味の感想
見た目はかなり色が濃く黒色に近い褐色です。
木桶でつくられてるような(カメでつくられていますが)、味噌蔵の木桶のような香りと若干ツンとくる酸味を感じます。
たまりのような香りもします。
味は桷志田5年熟成の玄米黒酢の味に少し似て雑味や甘みがあり、苦味はなく酸味が強くすっぱいです。
ほんの少しだけ味もしょうゆに似たところを感じます。米を熟成させた独特の味だと思います。
召し上がり方:1日あたり15ml(大さじ1杯)程度を目安に、水などで薄めてお飲み下さい。
お好みにより、リンゴジュース、レモンジュース、ハチミツ水などの飲料で割ってお飲み下さい。(10倍希釈くらいがおいしくいただける比率です)
他にもアルコール飲料(ビール・焼酎・ウイスキーなど)で割る、餃子や小龍包・肉鰻のつけだれ、肉料理・魚料理・野菜炒めなどの隠し味としてなど、調味料としても。