江戸時代より薬草として使われ抗菌作用や抗酸化作用のある成分を多く含む「藍の塩」

農薬・化学肥料不使用 アイアカネ工房の「藍の塩」

染料のイメージが強い藍ですが、漢方では薬草としても珍重されています。

藍には抗菌作用や抗酸化作用、整腸作用のある成分が多く含まれているため、病気に強い身体づくりを助ける効果があると云われています。

江戸時代には、藍は薬草として使われていたため「染料屋たちがお守り袋に藍を入れて持ち歩き、食あたり時に服用して難を逃れた」という言葉や「藍職人は病気知らず」といった言葉などの言い伝えや文献も残っています。

藍商人(染料屋)たちを中心に漢方薬のように日常の暮らしに取り入れられていたそうです。

しかし、染料として藍の知名度は上がる一方で、食用としての藍の存在感はさほどなく、その効能が広まる機会がなくなってしまいました。

アイアカネ工房の鈴木さんは、その「藍を食べる」という先人の健康の知恵を現代の暮らしに取り入れたい、とい想いで様々な藍を使った商品をつくられました。

今回購入したのは、アイアカネ工房の「藍の塩」です。

周囲100kmほどの半島の中に島原・雲仙・小浜と3つの温泉街があり、「雲仙温泉郷」として展開している島原半島。

そのうち西側にある長崎県雲仙市小浜町・刈水地区。

小浜温泉街から徒歩数分にも関わらず、豊富な湧水や豊かな自然に囲まれた静かな集落に、アイアカネ工房はあります。

工房の畑で、農薬・化学肥料不使用にこだわり、育てられた藍の葉を細かく砕き、<「雲仙エコロ塩」製の自然塩「塩の宝石」>とブレンドしてつくられた塩です。

この塩は小浜温泉の温泉水と橘湾の海水をブレンドしたもので、ミネラル分が多くしっかりとした塩味の中に甘みも感じられるとのことです。

藍の収穫、加工、袋詰めまで、ひとつひとつすべて手作業で行われています。

「藍の塩」以外にも、【<藍を食べる>シリーズ】として「藍の粉末」や「藍のふりかけ」、「藍のお茶」、「藍のハーブティー」などもあります。

藍の成分 栄養成分100g当り、

食塩含有量:0.013g

ナトリウム:5.2mg

鉄:2.27mg

亜鉛:1.73mg

などが含まれています。

塩の宝石

栄養成分100g当り、

食塩相当量:70.87g

カルシウム:1296mg

鉄:0.5g

カリウム:406mg

マグネシウム:911mg

ナトリウム:27.9g

などが含まれています。

購入値段は1000円(税抜き)でした。+送料350円。合計1430円でした。アイアカネ工房ネットショップからも購入できます。

内容量:30g

原材料:藍、食塩

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by カエレバ

「藍の塩」の見た目や味の感想

藍の塩というだけに「藍色」の塩になっているのだろうと勝手に想像していたら、見た目はお茶の葉のようでビックリしました。

香りは、茶葉のようですが、茶葉より酸味が感じられます。

触った指先に塩は残るタイプです。

味は、口に入れた瞬間渋みとほんのりと塩味を感じます。これは珍しい変わった塩でとても面白いです。

料理的には、個人的に揚げ餅や鯛茶漬けなどお茶漬けに合うんじゃないかと塩を舐めた瞬間思い浮かびました。

タラの芽など山菜の天ぷらにも合いそうです。

おにぎりや天ぷら、お料理の味付けなどにも合うとのことです。

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