大吟醸のように繊細で、しかも旨みがあるお酢「富士酢プレミアム」
京都府宮津市にある創業117年の飯尾醸造さんが原料と製法にこだわり抜いて生まれたのが「富士酢プレミアム」です。
無農薬原料を使った醸造のパイオニアでもある飯尾醸造が無農薬米の使用に乗り出したのは昭和37年です。
3代目である輝之助が農薬をどんどんまかれ、フナやドジョウなどの生き物がいつのまにか姿を消していくのを目のあたりにして危機感を覚え「こんな田んぼで作ったものを食べたら体がおかしくなるんとちゃうか。こんな米から酢を造っとったらあかん!」と感じたそうです。
それから地元の農家を説得。以来、飯尾醸造は棚田でつくる無農薬米を使い続けています。
飯尾醸造が20年来夢見てきたという大吟醸のように繊細で、しかも旨みがあるお酢「富士酢プレミアム」。
原料には京都・丹後の山里で農薬を使わずに栽培した米を「米酢」と表示できる量の8倍使用。
現在JAS規格では酢1リットル中40gの米が使われていれば米酢と称することができますが、富士酢プレミアムの場合は、規定量の8倍、320gの米を使用。
昔ながらの古式「静置発酵」と「長期熟成」をさらに極めた一徹な造り。
静置発酵とはタンクの表面の酢酸菌が、80日〜120日と、ゆっくり時間をかけて自然にアルコール分を酢にかえていく発酵法。
現在では多くの酢のメーカーで、効率を優先させるために機械で人工的に空気を送り込み、1日で発酵を終えてしまいます。
発酵が終わった酢は熟成蔵に移され、ゆっくりと時間をかけて熟成。熟成期間は最低でも240日〜300日。
やさしい香り、穏やかな酸味、円熟の旨みの極上純米酢です。お酢とは単に酸っぱいだけでなく、「おだし」代わりにもなることを実感できる味わいです。
購入値段は1512円でした。Amazonでは1567円+送料で売られています。
原材料名:米
酸度:四、二%
内容量:500ml
富士酢 富士酢プレミアム 500ml | ||||
|
富士酢プレミアムの見た目や味の感想
普通に売られている酢と違い、香りもツンとくる強さがほぼなく、甘みが香ります。
味は、穏やかな酸味と柔らかい甘みがきわ立ち、少し酒っぽさも感じる部分があります。
こんな̚カドのないおいしい酢は初めてでした。
どんなお酢料理にもお使いいただけますが、特に酢の物やドレッシング、お寿司や酢漬けなど、火を入れないお料理で生のままお使いになり、この格別にふくよかな味わいをご堪能ください、とのことです。