越後味噌 十割こうじ
起源をたどれば江戸時代の後期に、家業として営んでいた造り酒屋まで遡り、酒造業のかたわらで、昭和15年に新たな事業の柱にと醤油と味噌の醸造を開始したことが創業の原点となる山﨑醸造株式会社さん。
原料の選別にこだわり、素材の持つ力の可能性を追求されています。
今回紹介する味噌は、越後味噌 十割こうじです。
新潟県産大豆をコトコトと長時間煮て、たっぷりの米こうじを使った、昔ながらのどこか懐かしい風味のおみそです。
米の割合が多いため甘口でまろやかな味わいの赤みそです。
十割こうじとは
昔からみそを造るとき、大豆に対して、米(こうじにする原料)をどのぐらい使ったかを割合で表されていました。
その割合を“こうじ歩合”と呼びます。
こうじ歩合で十割とは、大豆と米が同量である事を表しており、昔からたいへん贅沢な造りと言われているそうです。
米が多いため、甘口でまろやかなみそに仕上がるのが十割こうじの特徴です。
甘口-●-----辛口
甘辛度:中甘口
麹歩合:10.0歩
みそ受賞歴(全国味噌鑑評会)
山﨑醸造株式会社さんは、数々の賞を受賞されており、名誉審査長賞、全国味噌工業連合会会長賞、中央味噌研究所理事長賞、全国味噌技術会理事長賞など合わせて29回も受賞されています。
山﨑醸造株式会社さんは、途絶えた県産小麦の栽培を復活する活動に共鳴し、支援するためにその復刻小麦を使った醤油も創りました。
地元の食材を使い、その地域の風土に合った食品を造り、そこに住む人が食べる、この食の原点を追求することが、地域の活性化を促し、多様性に富んだ食の提案となることと考え、活動されています。
栄養成分100g当り、
エネルギー:186kcal
たんぱく質: 9.0 g
脂質:6.4g
炭水化物:23.2g
食塩相当量:12.7g
などが含まれています。
購入値段は、691円(税込)です。
原材料名:大豆(国産)、米(国産)、食塩
内容量:600g
越後味噌 十割こうじの見た目や感想
見た目は、粒々がたくさん入っています。五平餅とかに使うような味噌の色です。
香りは、日本酒のような酒の匂いがします。
麹が多いからだと思います。
醤油のような香りもします。濃いめの香りです。
味は、そのまま舐めてみると濃い口醤油のような味です。
フルーティーさもあり、もろきゅうとかのようにそのままつけて食べてもおいしいような感じです。
しかしそのままつけて食べるなら塩辛さもあるので少量にしておいた方がいいです。
甘み、旨味、塩辛さを兼ね備えています。
醤油のような味噌です。
越後味噌 十割こうじの味噌汁の感想
味は、濃すぎず薄すぎずで、とても旨味があり、豆の味もしっかりして濃厚なのに濃すぎないといった感じです。
バランスがとてもいいです。塩辛さもあります。
香りは、豆の香りがします。合わせ味噌のような味噌汁です。
※味噌汁一杯の味噌の使用量は16g(大さじ約1杯)でつくっています。